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塾では日本史の授業も始まったようだが、さっぱりの様子で「全然わからない」と言う。
まあ、それはきっと感動が足りないから。知らない名前や年号が羅列されてもポカーンとしちゃうよね。エモ勉的に言えば、“歴史はドラマ”。時代背景とか人間模様とかが分かってくると、俄然面白くなってくるはず。
[マンガ風雲児たち]
興味を持たせるという意味で、面白く読みやすい歴史読み物でお勧めなのは『風雲児たち 蘭学革命篇』。数年前、三谷幸喜さん脚本でNHKドラマになっていたりもする。
“風雲児たち”という歴史ギャグ大河マンガの中の「解体新書」(蘭学草創期)にまつわる部分を切り取って単行本化したもの。プロジェクトXの題材になってもおかしくないくらい情熱的で、面白くないわけがない。
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[マンガ日本の歴史]
読ませてみると、案の定、「ほかにも読みたい」と来た。ふふふ、安心してください。ホゲ夫君はすでに『角川まんが学習シリーズ 日本の歴史』を持っているのだから。(※2)
歴史に親しんでもらおうと思い、小学校低学年の頃に購入してみたが、当時はまったく興味を示さなかった。ちょっと難しすぎたか?だが、『風雲児たち 蘭学革命篇』によって開眼した今なら、楽しんで読めるだろう。
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こうしてホゲ夫君は歴史好きとなり、なぜか天皇の名前を暗記して喜ぶような生き物になりました。
[脚注]
(※)学生時代、友人宅に行くと、“風雲児たち”という歴史ギャグマンガがあった。軽い気持ちで読んだのだが面白すぎて、結局泊まり込みで全巻読ませてもらった。
“風雲児たち”は幕末マンガの予定だったそうだが、作者みなもと太郎先生の「幕末の因果の元は関ケ原にあり」との思いから、マンガは関ケ原の戦いから始まる。なんという助走の長い幕末マンガ。
もともとはコミックトムで執筆されていたが、幕末にたどり着く前に打ち切り。舞台をリイド社“コミック乱”に移して、“風雲児たち 幕末篇”として執筆をつづけていた。だが、残念なことにみなもと太郎先生は2021年に逝去し、未完作品となってしまった。
お気に入りは、江戸城天守閣が焼け落ちても再建しなかった『保科正之』。のちに小笠原諸島の植民地化を防いだ『三国通覧図説』。北方探検の先駆者で択捉島を日本領とした『最上徳内』。めちゃくちゃしょぼかった『大塩平八郎の乱』。あわや内戦寸前だった『桜田門外の変』。
最新情報を加味して、それぞれドラマ化してほしいなー
(※2)最新版が出てたのでそれにリンク張っておきます。が、 私が買ったのはこれの一版前です。
あと、塾に行っているなら、「歴史漫画タイムワープシリーズ 通史編」(朝日新聞出版)も良いかもしれません。これが一番シンプルっぽいので。細かいところの記載が無くとも、塾で教えてもらえますものね。
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